フェルスタッペンがオーストリアGPスプリント予選で最速!マクラーレン勢2-3…角田裕毅はSQ2止まり14番手|F1
2024年のF1第11戦、オーストリアGPのスプリント予選が現地時間28日行われた。 【動画】SQ1のラストアタックでは角田裕毅が縁石に乗り上げて痛恨のオーバーラン…だがギリギリ15番手でSQ2進出 現地レッドブルリンクはF2の予選終了後も晴天が続き、ドライ路面のままスプリント予選の時間を迎えた。 今季スプリントフォーマットは、SQ1とSQ2では全車ミディアムでアタック。SQ3ではソフトを装着することになる。 SQ1スタート直後から各ドライバーは積極的に周回を重ねてタイムを上げていく。角田裕毅はSQ2進出に向けて自己ベスト更新ペースでラストアタックに入っていたが、ターン9でスピン。その前に出していたタイム1:06.557が15番手となり、ギリギリでSQ2行きを決めた。 結局SQ1で15番手に届かなかったのはダニエル・リカルド、ニコ・ヒュルケンベルグ、バルテリ・ボッタス、アレクサンダー・アルボン、チョウ・グァンユの5台だった。 続くSQ2では、ミディアムに余裕のある上位勢が最初のアタックに出て、中団勢はSQ2終盤のワンアタックまで待つ展開となった。 角田はここで1:05.960で周回するも、SQ2では14番手で無念の敗退となった。SQ3行きを逸したのはケビン・マグヌッセン、ランス・ストロール、フェルナンド・アロンソ、角田、ローガン・サージェントの5台となっている。 そしてスプリントのトップ10グリッドを決めるSQ3は、各車ソフトを装着してのアタックとなる。 時計がスタートしても各ドライバーはピットから出ず、残り3分を切ってからピットアウトし始めた。これで10人のドライバーは事実上ワンアタックのみでグリッド順を競う形に。 チャールズ・ルクレールはピットレーン出口において、トラブルで一時ストップ。ここで大きくロスしたためにコントロールラインを通過する前にタイムアップ&チェッカーとなり、SQ3でのタイムなしが確定。 このワンアタックで最速タイムを1:04.686まで短縮したマックス・フェルスタッペンが、スプリントレースのトップスタートをつかみ取った。2番手ランド・ノリス、3番手オスカー・ピアストリと、マクラーレン勢が2-3だった。 4番手ジョージ・ラッセル、5番手カルロス・サインツ、6番手ルイス・ハミルトンという並びになっている。 エステバン・オコン、セルジオ・ペレス、ピエール・ガスリーの3台はダンゴ状態でコントロールラインを急いで通過したこともあり、実質的なクリーンラップではなく、トレイン状態で3台そろってタイムを伸ばせず。7番手ペレス、8番手オコン、9番手ガスリーという結果に終わっている。
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