自民、月内に皇族確保策 養子縁組など2案が「妥当」
自民党は15日、総裁直轄の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」を党本部で開いた。皇族確保策として養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰案と、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案を「妥当」と評価した。木原誠二事務局長は終了後「月内にも所見を取りまとめられるよう議論を加速したい」と記者団に語った。 会長を務める麻生太郎副総裁は冒頭、「自民も、できるだけ早期に具体的な方向性を示す必要がある」と語った。 木原氏によると、養子縁組と女性皇族の身分保持では皇族数の確保ができない場合として、旧皇族男系男子を直接皇族とする案もこの日議論され、理解が示された。