反捕鯨団体「シー・シェパード」元代表、6度目の勾留期限延長 団体側“今後2週間以内に身柄の引き渡しについての判断下される見通し”
デンマーク領のグリーンランドで拘束されている反捕鯨団体「シー・シェパード」の元代表について、現地の裁判所が釈放を認めず、勾留期限が延長されました。延長は6度目ですが、団体側は、今後2週間以内に身柄の引き渡しについての判断が下される見通しを示しています。 反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者で元代表のポール・ワトソン容疑者は、日本の調査捕鯨船に対する妨害を指示したとして、日本が国際手配し、今年7月にデンマーク領のグリーンランドで身柄を拘束されました。 デンマークの裁判所は2日、6度目となるワトソン容疑者の勾留期限延長を決定し、期限は今月18日までとなりました。日本政府は引き続き、ワトソン容疑者の身柄の引き渡しを求めています。 シー・シェパード側は、「デンマークの司法当局から、今後2週間以内に身柄の引き渡しに関する決定を下すと伝えられた」とする声明を発表していて、その判断が注目されます。