バニャイアがマレーシアGP優勝 総合優勝の行方は最終戦へ
【AFP=時事】ロードレース世界選手権、第19戦マレーシアGPは3日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)がプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)を抑えて優勝。二人の総合争いは最終戦まで決着が持ち越されることになった。 【写真】レース序盤で起こったクラッシュ(その他全8枚) 1周目で多重クラッシュが発生し、再スタートを要したレースで、最初の4周はバニャイアとマルティンの接戦が繰り広げられたが、途中からバニャイアが差を広げてそのままトップでチェッカーフラッグを受け、今季10勝目を挙げた。ドゥカティのエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が大差の3位に入った。 総合優勝争いは、初制覇を目指すマルティンが前日のスプリントを制し、クラッシュしたバニャイアとの差を29ポイントにまで広げていたが、これで差は再び24ポイントに縮まっている。 最大で37ポイントを獲得できる可能性がある2週間後の最終戦は、スペインのバレンシアで開催される予定だったが、同地が洪水の大きな被害を受けたため、レースは中止。主催者は新たな開催場所を急いで探しており、選手と関係者はバルセロナ(Barcelona)のカタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)を希望している。【翻訳編集】 AFPBB News