飲食店のソファ席を男性が女性に譲るべきか論争 「さっさとソファに座る男は自己中」「好きに座ってOKでは」「“察して”みたいな女性の態度は残念」男女双方の見解
デート中の男女の言動はしばしば議論を誘発する。代表的な例は、「男性が女性に食事代をおごる・おごらない問題」だろうが、新たな論争として、「男性が女性にソファ席を譲る・譲らない問題」が注目されている。X上で先日、“一回り上の彼氏が、食事時にソファ席に座ることがガッカリする”という声が紹介され、その対応をめぐって話題になった。果たして、ソファ席には女性を優先すべきなのかどうか。男女双方の見解を探った。 【写真】沈み込みがあるソファよりも安定感のあるイスを選びたい、という人も
「女性のほうが荷物が多いのに…」
メーカー勤務の30代女性・Aさんが、婚活をしていた際に気にかけていたのは「男性が相手に寄り添う気遣いがあるか」だったという。 「ソファとイスという選択肢がある場合、さっさとソファ席に座る男性は意外にいます。個人的には、私を含めて女性は荷物が多い傾向があるので、ソファ席に座らせてくれてもいいのにと思っちゃいます」 Aさんは「そもそも、選択肢がある場合は一緒にいる人に聞いてほしい」という。 「女性同士でも、ソファ席があればどちらが座るか互いに確認します。相手からの返答次第で自分がソファかイスに座るか、決まるといった感じ。先にさっさと座ってしまう男性は自己中心的なのかと思ってしまうかも」(Aさん)
むしろ男性に「座ってもらう」理由
一方で不動産会社勤務の20代女性・Bさんは、「別にソファに座りたいとは思わない」と首をかしげる。 「別に男女問わず、座りたいほうが座ればよいのでは……。男性のほうが体が大きいので、単純にソファのほうが楽そうだと思うので、私は逆に、男性にソファをどうぞと言うことのほうが多いかもしれません」
「当たり前と思う女性に残念な気持ち」
男性側はどう思っているのか。IT企業勤務の20代男性・Cさんは、Bさん同様「席を譲る意味がわかりません」と不思議がる。 「入店順に座りたいところに座ればいいこと。不満なら席替えすればいい。『本当は座りたかった』みたいに、“察して”という態度は苦手ですね。席に限らず希望を口にし合える関係がいいです」(Cさん) 一方で、女性と一緒なら必ずソファを譲ってきた人もいる。商社勤務の40代男性・Dさんは、「デート代をおごるか否か問題と少し似ています」と言う。 「食事代を出したり、ソファ席を譲ったりした方が、女性の印象が良くなる確率は高い。それならやらないよりもやった方がいいでしょう。ただ、そうした男性の配慮や好意を女性側に『当たり前』『マナー』みたいな考え方を持たれると、残念な気持ちになります」
相手とのコミュニケーションが大事
金融機関勤務の30代女性・Eさんは「結局相手とのコミュニケーションが大事だという話ですよね」と冷静だ。 「沈み込みがあるソファよりも、安定感のあるイスに座った方が食べやすいという人もきっといますよね。トイレに近い席ということで、ソファよりもイスがいいという人もいるかもしれません。店の状況や相手の希望によって選ぶのが自然では」 一緒にいる相手を思いやる気持ちがありコミュニケーションをとれるなら余計な摩擦は回避できるということなのかも。(了)