光熱費削減へキャンペーンも 30億円の補正予算案提案【長野】
県は一般会計の総額が30億円あまりの補正予算案を県議会に提案しました。 家庭の光熱費の削減をねらったキャンペーンなどを盛り込みました。 県が今回まとめた補正予算案の総額はおよそ30億4700万円です。 省エネ性能が高いエアコンや冷蔵庫などを購入すると、キャッシュレス決済サービスのポイントが付くキャンペーンにおよそ5億円を計上しました。 年間で総額2億円の光熱費削減、2100トンのCO2削減の効果を見込んでいます。 阿部知事は能登半島地震の教訓にも触れました。 ■阿部知事 「今回の地震で生じた住宅の倒壊や孤立集落の発生、避難所の諸課題などは、本県でも十分に起こりえる問題であるため」 避難所のトイレ環境が問題となったことから、今回の補正では、組み立て式のトイレおよそ130基の備蓄費を計上しました。 今年度から補助の上限を増やした住宅の耐震改修補助の申請件数は、前年比1・6倍に増えているということです。 また、宿泊者に課税し、観光振興策に使う新たな税について再来年4月の導入を目指すとしました。 記者会見では… ■阿部知事 「世界水準の山岳観光地を作るには振興税が必要だと思う。できるだけ速やかに具体化をしたい」 補正予算案は来月5日の閉会日に採決されます。