杉山愛監督「今回もベストメンバーがそろった」ママになった大坂なおみは「すごく充実している」12日からBJK杯
テニスの女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ ファイナル予選 日本vsカザフスタン」が12、13日に東京・有明コロシアムで行われる。日本代表の杉山愛監督がWOWOWのインタビューに応じ、大会への思いを語った。 ―日本で行う大一番になります。今の心境をお聞かせください。 「日本で戦えるというのは運にも恵まれていますし、今回もベストメンバーがそろったということで、とてもワクワクします」 ―選手の皆さんとはどのようなコミュニケーションを取っていますか? 「常に皆さんのスケジュールを確認してコミュニケーションを取るようにしています。最近では映像でも見ることができるので、みんなの試合とかも日本でも時差を調整しながら見ています。その都度みんなに声をかけながらテキストメッセージ等でもやりとりしています。大会に出向いたときも1週間しっかりサポートしたり、みんなとは普段からコミュニケーションが取れています」 ―復帰間もない大坂なおみ選手へのオファーもありました。どのようなタイミングでオファーをかけたのでしょうか? 「(1月の)全豪オープンの時にはお話していて、実際にチャンスがあるなら出たいということを言っていたので、ありがたかったですし、そこからしっかりと細かいところまでコミュニケーションを取り、スムーズに交渉は進んだと思います」 ―ママになった大坂選手の印象はいかがですか? 「今までとはまた違った雰囲気で、ツアーも楽しんでいる様子でしたし、今回また日本に来てくれて、テニスをしっかり楽しんでやってくれている姿を見て、すごく充実していると思います」 ―日本代表を率いるにあたって大事にしていることはありますか? 「チームに向けてというよりは、個々のコミュニケーションであったり、信頼関係というのを大事にしています。それぞれ良い時もあれば悪い時もありますし、課題というのは選手によっても異なります。私自身は一監督というよりは、応援者として外側から客観視できることもあるので、チームは組んでいますけども、何を言っても通じ合える信頼関係を築いた上で、色々なことを本音でトークするように伝えています。上手くいかない時というのはなにか要因があるので、そこにしっかりと向き合ってもらいたいと思っています」 ―カザフスタンの印象を教えてください。 「プティンセバ選手はインディアンウェルズ・マイアミで良いテニスをしていて、勝ってから来ているので今は自信に満ちあふれていてガッツのあるプレーは非常に脅威です。ビリー・ジーン・キング・カップは何が起こるか分からないです。それが団体戦の面白みでもあり、怖さでもあるのでそこを丸ごと受け入れて、我々のできることをしっかり一人一人がやってくれればおのずと結果はついてくると思っています。楽しいことばかりではないのですが、丸ごと受け止めて楽しみたいです」 ―日本のファンの前で選手にはどのようなパフォーマンスを期待しますか? 「皆さんの応援が力になること事は間違いがないですけど、国別対抗戦ではそれが同時にプレッシャーに感じる時もあるので、私自身も経験しましたが空回りしてしまう感覚もあるかと思います。それも含めてビリー・ジーン・キング・カップだと思うので、どんな状況でも出せる力を全てコートで表現してもらいたいです」 ―ファンの方にメッセージお願いします。 「皆さんの応援が選手の力になります。私たちに力をください。がんばりますので応援してください。よろしくお願いいたします」
報知新聞社