【関西回顧2024】“大谷グローブ”はどう使われている? 大規模校では取り合い 「グローブのおかげで野球に興味」 大谷選手の思いは子どもたちへ届いていた
メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手がことし、日本の各校に「野球しようぜ!」とグローブをプレゼントしました。このグローブは現在、学校現場でどのように使われているのでしょうか。2つの学校を取材しました。
全校児童600人を超える大阪市鶴見区にある茨田北小学校に、3つのグローブが届きました。
(記者リポート)「休み時間になりました!教室から続々と児童が駆け出していきます!」 みんなが一目散に向かった先は、職員室前にあったグローブ入れでした。 チャイムが鳴ってからわずか45秒でグローブ入れは空っぽになりました。
茨田北学校では取り合いになるのを防ぐため、休み時間ごとに使える学年を決めて遊んでいるということです。 この時間は、6年生がキャッチボールで盛り上がっていました。
(Q.大谷選手からグローブもらったときどんな気持ちだった?) (児童)「茨田北は元々野球道具とかがなかったから嬉しかった」、「(今までは)ドッチボール用のボールとかでやってた」 (Q.3つやけどケンカになっていない?) (児童)「全然なってない」
大谷選手からグローブが贈られたことで学校側にも変化があったといいます。 (茨田北小学校教師 吉田翼さん)「今まではキャッチボールは禁止だったんですけども、大谷さんのグローブが届いたことで学校としてもキャッチボールをみんなが経験できるよう場所を作って、みんなで楽しんでやってます」
一方、全児童数21人の神戸市北区にある有馬小学校では、取り合いの心配はなかったようです。 使いたい児童は悠々とグローブを手に取ることができ、好きなときに使えます。
(児童)「1日に1回くらい遊んでます」 (Q.グローブの使い心地は?) 「キャッチしやすくて投げやすい」、「握るのがやわらかくて使いやすい」、「大谷選手のグローブのおかげで少し野球に興味がわいたので、ありがとうございますという気持ち」 大谷選手の思いは確かに子どもたちへと届いていたようです。