「選挙が終わってから出てくる声を大切にしないと」選挙区で1議席を失った自民党県連 衆院選を総括 山梨
衆議院選挙から2週間が過ぎました。山梨1区での議席を失った自民党県連は9日、政治とカネの問題などを踏まえて「有権者の声なき声に鈍感だった」と衆院選を総括しました。 【写真を見る】「選挙が終わってから出てくる声を大切にしないと」選挙区で1議席を失った自民党県連 衆院選を総括 山梨 自民党 森屋宏山梨県連会長 (11月9日): 「党本部から発せられる、あるいは中央から発せられる風というのが大きくあったのも事実だった」 今回の衆議院選挙で自民党は山梨2区で堀内詔子さんが議席を守ったものの、山梨1区は中谷真一さんが立憲民主党の中島克仁さんに敗れ、比例で復活当選となりました。 2022年の参院選以降、県内選挙区の衆参議席を独占していた自民党ですが、その一角が崩れたことになります。 自民党 森屋宏山梨県連会長(開票結果を受けて 10月28日未明): 「ごめんなあ、こんなつらい選挙させて」 背景にあったのは派閥の裏金事件など政治とカネを巡る問題です。 9日、県連は「政治とカネの問題で野党の集中砲火を受けた」「長期にわたる自公の政権運営に対し国民の不満があった」としたうえで「有権者の声なき声に鈍感になってしまっていた」と総括しました。 一方で選挙終盤の非公認候補の政党支部への2000万円支給問題には触れたものの、長崎知事の1182万円の不記載問題の影響については具体的な言及はありませんでした。 来年夏に行われる見込みの参議院選挙は県連会長の森屋宏議員が改選期を迎えるため、党勢の挽回が求められます。 自民党 森屋宏山梨県連会長: 「選挙の結果をしっかり受け止めて深堀をして、次につなげていくという作業をしないと」 「その一番の根底にあるのは やっぱり有権者の選挙が終わってから出てくる声を大切にしないといけない」 なお今回の衆院選で当選した立憲民主党の中島さん、自民党の堀内さん、中谷さんは11日の特別国会での首班指名に臨み、それぞれ5期目となる国会議員活動をスタートさせています。
テレビ山梨