年末年始の北陸新幹線、福井-金沢間は全国トップの伸び率 JR西日本金沢支社が利用状況発表
JR西日本金沢支社は6日、年末年始(12月27日~1月5日)の管内の北陸新幹線と特急の利用状況を発表した。北陸新幹線福井―金沢間の利用人数は前年同期の在来線特急と比べて40%増の29万4千人となった。伸び率は全国の新幹線の中でトップ。同支社はインバウンド(訪日客)の増加など敦賀開業の効果が表れたとしている。 JR各社によると、全国の新幹線の前年同期比の伸び率は3~19%だった。 北陸新幹線上越妙高―糸魚川間は前年同期比40%増の39万5千人で、2015年の金沢開業以降で最多となった。利用のピーク日は下りが12月29日の2万8千人、上りが1月4日の2万9千人。 金沢支社の担当者は、敦賀開業効果や最大9連休となった日並びの良さ、昨年1月の能登半島地震で利用が落ち込んだことからの反動増などが増加要因と分析。福井―金沢間については「福井―東京間の利用者が、米原経由の東海道新幹線から北陸新幹線に移った影響もある」とした。 特急は、サンダーバード(敦賀―京都間)が前年同期比15%増の22万9千人。一方、しらさぎ(敦賀―米原間)は同34%減の5万3千人にとどまった。