佐藤弘道、脊髄梗塞の診断に「絶望のふちに立たされた」 光照らした家族の支えと目標を明かす
日テレNEWS NNN
脊髄梗塞のため活動を一時休止し、先月退院したことを報告したタレントの佐藤弘道さん(56)にインタビュー。病気と診断されたときの心境やリハビリ、家族の支えについて話を聞きました。 【画像】笑顔を浮かべる退院後の佐藤弘道さん “体操のお兄さん”として幅広い年代の人に知られる佐藤さん。異変が起きたのは今年6月、研修会指導に向かう途中、飛行機の機内で体調を崩し、緊急搬送され入院。病名は「脊髄梗塞」と明かし、下半身まひとなり歩けなくなったことを公表しました。 そして先月、退院したことを報告。下半身のまひやしびれは残っているため、通院や自宅でのリハビリは続けていくことを発表していました。
■「6~7割ぐらい戻ってきた感じ」も体に残るまひ
――現在の体調はいかがですか? 体調自体は調子がいいです。体が言うことを聞いてくれないので、その辺だけですかね。今、腰回りが全くまひしているので、触られても全くわからないのと、腰回りがまひしているのと一緒に、排せつ機能がちょっと…。きちんと便が出せないとか。今お薬を飲みながら無理やり便を出してもらっているという状況。あと脚は今、両脚ともしびれていて、皆さんが正座をして立ち上がる時に脚がしびれるじゃないですか。あれが24時間ずっと両脚にあって。肌感覚的には6~7割ぐらい戻ってきた感じで。 ――立ったり座ったり、歩いたりは? 立ったり座ったりするのは、できるようになって。歩くのは、普通の人のようには、まだきちんと歩けなくて。左脚の方がまひが強いので、たまに引きずるようなことがあったり、つま先がひっかかったり、そういう状況です。
■機内で腰の激痛「自分の脚がついてるのかな?」
――脊髄梗塞の前兆はあったのでしょうか? (発症する)2日ぐらい前に背中がすごく痛くて、ちょうど真ん中ぐらいだったんで、自分で湿布が貼れなかったので、妻にちょうど背筋のところにパッと貼ってもらって。貼ったら翌日痛みがなかったので。よく考えるとそれが前兆なのかな。 (2日後に)飛行機の中であまりの腰の激痛で。これちょっと尋常じゃないってことで、CAさんに車いすをご用意してもらって、飛行機の通路が車いす通れないぐらい狭かったので「前まで来てください」と言われたので、立ち上がろうと思ったら、“あれ?”っていう。“自分の脚がついてるのかな?”っていう感覚になって。もう腕だけで一番前まで行って、車いすに乗せていただいたような状況でした。