『虎に翼』第9週「男は度胸、女は愛嬌?」を振り返る 優三の死と寅子の新たな一歩
NHK連続テレビ小説『虎に翼』(土曜日は1週間の振り返り)。第36話から第40話までの第9週「男は度胸、女は愛嬌?」を振り返る。 【写真】第9週から登場の成長した直明(三山凌輝) 第41話では、疎開していた寅子(伊藤沙莉)と花江(森田望智)の元に、直道(上川周作)戦死の報が届く。終戦を迎え東京に寅子たちが戻ると、空襲で町並みは大きく変わってしまっていた。しばらくして、岡山にいた寅子の弟・直明(三山凌輝)が繰り上げで卒業資格を得て猪爪家に帰ってくる。 第42話では、寅子と直明は、直言(岡部たかし)の工場でマッチ製造の仕事を引き受けることになり、はる(石田ゆり子)と花江は繕い仕事をしながら、なんとか生活していた。寅子は再び弁護士と向き合うことにしたが思うように仕事は見つからない。歩い日、直言が倒れたと同時に、寅子に隠していた優三(仲野太賀)の死亡告知書が見つかってしまう。 第43話では、直言は寝室に家族を呼び、死亡告知書を隠していたことを謝罪しようとする。なかなか言い出せない直言に花江は怒る。直言はこれまでの後悔と本音をみんなに打ち明ける。数日後に直言は静かに息を引き取る。 第44話では、復員兵の小笠原(細川岳)が優三の持っていたお守りを寅子に渡す。優三が帰ってこないことを改めて知った寅子は放心状態に。そんな寅子にはるはお金を渡して好きなことをするように伝える。寅子は闇市の屋台で焼き鳥を買って河原へ。焼き鳥が包まれた新聞紙を広げると、寅子の目には新憲法の条文が飛び込んでくる。全ての人の平等を宣言する条文に寅子は心を打たれる。 第45話では、立ち上がった寅子はさっそく家族会議を開き、そこで直明が大学へ行くこと、もう一度自分が仕事を探すことを提案。再び法律の世界の門を叩く。
リアルサウンド編集部