「政治とカネ」の問題は大きなうねりとなって自民党と公明党に押し寄せました。 第50回衆議院議員選挙は10月27日に、投開票され、自公政権が15年ぶりに過半数を割り込みました。 福島県内も自公政権への逆風は強く、比例も含め当選者は2人にとどまりました。 超短期決戦となった第50回、衆議院議員選挙。その最大の焦点となったのが… ■石破首相 「政治とカネの問題、パーティー収入不記載の問題が二度と起きないよう…」 いわゆる自民党派閥の裏金問題です。「政治とカネ」をめぐり生まれた政治不信をどう払しょくしていくかが与党、自民党と公明党の大きな鍵となりました。 当選の実感が沸く？衆院選から一夜明け福島県内の当選者は 対する野党は、裏金問題を追及。政治改革を訴え支持を呼びかけました。 そして12日間の選挙戦の結果… ■東京11区無所属・下村博文氏 「私の不徳の致すところで…」 ■福井2区無所属・高木毅氏 「すべては私の不徳の致すところ…」 裏金問題で自民党から非公認となった候補は次々と落選。公認が得られた大臣経験者も裏金問題が響いて落選。さらには公明党も8議席減らし石井代表も落選しました。選挙の結果、自民党は第一党を維持する191議席を獲得しましたが公明党と合わせると215議席で過半数の233議席を下回りました。 対して野党は立憲民主党が148議席を獲得するなど議席を増やす結果に… ■1区 金子恵実氏 「 バンザイ！ 」 ■2区 玄葉光一郎氏 「 バンザイ！ 」 ■3区 小熊慎司氏 「 バンザイ！ 」 福島県内も自民党への逆風は強く立憲民主党が多くの議席を獲得しました。 福島1区では金子恵美氏が、福島2区では玄葉光一郎氏が、そして福島3区では小熊慎司氏が当選を果たしました。 ■福島2区当選 玄葉光一郎氏 「何回も当選をさせていただきましたけど、今回は格別の嬉しさです。良心の勝利だと思ってます」 一方、自民党は… ■1区・亀岡偉民氏 「不記載議員という仲間にいれられて…」 ■3区 上杉謙太郎氏 「自分自身も不記載議員であるということもありますから、本当に真摯に受け止めてしっかりと反省しないといけない…」 福島県内でも裏金問題が響き小選挙区は福島4区の新人、坂本竜太郎さんのみの当選にとどまり、改選前から議席を3つ減らす厳しい戦いとなりました。 福島県内の投票率は53.93パーセントで、前回を4.08ポイント下回っています。