<斉藤壮馬×山根綺>「るろ剣」第2期「京都動乱」対談(1) 操の希望とエネルギー 掛け合いの気持ちよさ
和月伸宏さんの人気マンガが原作の新作テレビアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の第2期「京都動乱」が、10月からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで放送されている。舞台を東京から京都へ移し、緋村剣心の新たな出会い、志々雄一派との熾烈な戦いが描かれる「京都編」は原作でも屈指の人気エピソード。第1期に続き、緋村剣心を演じる斉藤壮馬さん、第2期の新キャラクターで剣心と京都への旅を共にする巻町操役の山根綺さんに、収録の裏側、演技のこだわりを聞いた。 【写真特集】「るろ剣」京都編がアニメに! 剣心と操 新月村の悲劇 ビジュアルを一挙に
◇第2期「京都動乱」 物語の盛り上がりがすさまじい
--2023年7~12月に放送された第1期を振り返って感じることは?
斉藤さん 長年愛され続けている作品なので、特に収録序盤は、緋村剣心の声優として「この作品を背負わなければいけない」と勝手に思い詰めてしまっていたんですけど、第1期の24話分を終えて振り返ってみると、それは僕が思っていただけで、みんなで同じものを背負って「一緒に歩いていけばいいんだ」という気付きを与えてくれたというか。だから、すごく声優として、人として、学びのある第1期だったなと思っています。
--山根さんは「るろ剣」にどんな印象を持っていましたか。
山根さん 子供の頃や学生の頃に「るろ剣」の原作を読んでいて、その後、実写映画も全部見ていたので、私自身、すごく好きな作品です。キャラクターの話になりますが、子供の頃は(四乃森)蒼紫が好きだったんです。小学校6年生ぐらいの女の子って、「やっぱり四乃森蒼紫だよね」みたいなことを言いたいんですよ(笑)。多くを語らないミステリアスさがあって、強くて格好いい蒼紫が好きだったんですけど、「るろ剣」にお仕事として関わらせていただいてから、好きなのは剣心なんですよね。剣心は、やっぱり温かくて優しくて、「なんていい男なんだ!」と感じる瞬間がたくさんあります。
--第2期「京都動乱」の原作、台本を読んだ印象は?