女子ゴルフ・原英莉花、「初日にしては良い出来」の10位 ティーショット安定、ただ一人のパー5全てバーディー
◇31日 女子ゴルフ TOTOジャパンクラシック第1日(大津市、瀬田GC北C) 原英莉花(25)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が68をマークし、4アンダーで10位に入った。ティーショットが安定し、パー5の4ホールは全てバーディー。勢いに乗り、今季初優勝を目指す。ツアー未勝利の脇元華(27)=GMOインターネットグループ=がコースレコードに並ぶ63で単独首位。渋野日向子(25)=サントリー=はイーブンパーで56位だった。 来季の米ツアー出場権が懸かる12月の最終予選会進出を決めて帰国したばかりの原が好位置につけた。前半を2バーディー、2ボギーで折り返すと、後半は4バーディー、ボギーなし。「パー5で取れたのは良かった。初日にしては良い出来だった」とうなずいた。 パー5の1、13、16、18番が全てバーディーだったのは、海外勢を含め一人だけだった。13番はラインを読み切って5メートルを沈め、16番は残り85ヤードの第3打が約1メートルにぴたり。最近は少し乱れがちだったティーショットを修正した成果が表れた。ユーティリティーや3、5番ウッドなどクラブによっては左に飛ぶことがあるものの「気持ち悪さはあったが、思ったような球が出るようになったと思う」と安定感が増したことを実感している。 時差ぼけはないというが、長旅の影響で体が少しフワフワして、脚の感覚は違和感があるという。それでも「ここで勝つと向こう(米国)の試合に出られる」と”優勝特典”がモチベーションになっている。首位との5打差を追う2日目に向け「嫌な球を打っても目標に向かってという意識を込め、切れずに前向きにプレーしたいと思う」と笑顔を見せた。昨秋の日本女子オープン以来となるツアー6勝目へ、まずは順当に滑り出した。
中日スポーツ