〔東京外為〕ドル、158円台半ば=調整買いで上昇(10日午後3時)
10日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米雇用統計や3連休を前に調整買いなどが強まり、1ドル=158円台半ばに上昇した。午後3時現在は、158円41~42銭と前日(午後5時、158円18~19銭)比23銭のドル高・円安。 東京時間の早朝は、158円10銭を挟んだレンジ圏で推移した。仲値公示に向けては「連休前の五・十日で実需の売買が交錯した」(国内証券)とされ、157円90銭台~158円20銭台で上下した。正午にかけては、米長期金利の上昇を眺めて再び158円20銭台まで値を戻した。 午後には、米金利の一段の上昇や連休前の調整買いが強まり、158円40銭近辺まで水準を切り上げた。 東京時間は、米雇用統計を前に「積極的な売買は手控えるムードが強い」(国内銀行)とされ、直近の上値抵抗である158円台半ばで頭打ちとなっている。この後も、新規の材料は見られず、米長期金利を眺めながら調整主体の売買にとどまると見込まれる。 ユーロは正午に比べ対円、対ドルで小動き。午後3時は、1ユーロ=162円93~96銭(前日午後5時、162円79~81銭)、対ドルでは1.0285~0285ドル(同1.0290~0291ドル)。