ストーブの上に干した洗濯物が落ちるのは「温まった空気が上昇するから」冬は室内干しに注意…圧倒的に多い冬場の火事防ぐには、寝返りした布団がで電気ストーブに触れ出火のケースも
信越放送
長野県内では8日夜に火事が相次ぎ、松本市と立科町で合わせて3人が死亡しました。 今回の火災の原因は調査中ですが、冬は、暖房器具の使用や空気が乾燥することから、火事が増加する傾向にあります。 どんなことに注意すればいいのか取材しました。 【写真を見る】ストーブの上に干した洗濯物が落ちるのは「温まった空気が上昇するから」冬は室内干しに注意…圧倒的に多い冬場の火事防ぐには、寝返りした布団がで電気ストーブに触れ出火のケースも ストーブなど暖房器具が必要な時期となりましたが、室内に干しておいた衣類などが暖房器具の上に落ちるなどすると・・・。 たちまち火がついてしまいます。 県は、2023年の1年間に発生した351件の建物火災を、月別にまとめました。 それによりますと、暖房器具などを使用する冬の期間は他のシーズンに比べて発生件数が増え、全体の半数を超える181件が1~3月と11月~12月に起きています。 そして冬の期間に発生した建物火災181件のうち、出火の原因が判明した中で最も多かったのが、ストーブの22件でした。 寒さが強まり、ストーブの使用が増える中で、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。 長野市消防局予防課 松井国博(まつい・くにひろ)消防司令長: 「ストーブの上で洗濯物を干すことによって落下して火災になるケースがある」 石油ストーブの使用中に起こりやすいという火事を実験した映像では、干していたタオルがストーブの上に落ちると・・・・。 煙が出始め・・・。 火がついてしまいました。 松井国博消防司令長: 「温かい空気が上に行きますので場合によっては落下してしまう」 「ストーブの上ではなく、安全な場所に干していただければ」 さらに、電気ストーブの取り扱いにも注意が必要です。 布団の近くで電気ストーブを使用した実験では、就寝中に寝返りをしたところ、布団がストーブに触れてしまいました。 すると9分後には煙が出始め・・・。 20分後には布団に火がつき、一気に燃え広がってしまいました。 松井国博消防司令長: 「寝室で使う場合は、布団の近くで使用しない」 「周りに可燃物、燃えやすいものを置かない。整理整頓することが大事」 消防ではこのほか、料理でコンロを使う場合はその場を離れないこと。 また、高齢者の逃げ遅れが目立つことから、火災報知器の設置や点検をすることなどを呼びかけています。 ちょっとした不注意が、取り返しのつかないことにー。 ストーブをはじめとする暖房器具や、調理器具などを使う際には十分に注意が必要です。
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