センバツ高校野球 常葉大菊川、胸張って 行進、マネジャー先頭に入場 /静岡
第95回記念選抜高校野球大会の開会式が18日に行われ、10年ぶり5回目の出場となる常葉大菊川の選手たちが阪神甲子園球場のグラウンドに立った。校名の書かれたプラカードを持った川淵咲奈(らな)マネジャー(3年)を先頭に、選手たちは緊張した表情を浮かべながらも胸を張って行進していた。 川淵さんは、両親も兄も常葉大菊川野球部で青春の汗を流した。家族が果たせなかった甲子園出場の夢をかなえ、「出場が決まってすぐに両親から『おめでとう。まさか娘が(甲子園に)行くなんて』と喜んでもらえた」と話していた。 ナインは開会式後に開幕試合を五回まで観戦した。雨天で開会式の開始が遅れたため午後の練習を中止し、専大松戸(千葉)との初戦(22日予定)に向け静養に充てた。【皆川真仁】