25年の干支”ヘビ”を上野動物園で観察した作品も…倉敷市で備前焼作家・木村玉舟さんの作品展【岡山】
岡山放送
幻の備前焼と言われる「白備前」で作った干支の置物などを展示する作品展が倉敷市のデパートで11月27日から始まりました。 黒や白の土を混ぜて作られたヘビの置物。来場者をじっと見つめる鋭い表情は見る人をひきつけます。 会場には備前焼作家の木村玉舟さん(71)の作品、約80点が展示されています。木村さんは、江戸時代に栄え、その後、途絶えてしまった白備前を研究・復活させ、毎年、干支の置物を作っています。 このうち、白備前の3種類の土を混ぜて作られた置物は、東京の上野動物園でアオダイショウを観察し、作品作りにつなげたということです。 このほか会場には、春を待っているヘビが冬眠から覚める瞬間をイメージした作品や、本物そっくりのヘビが描かれた器なども並び、訪れた人の目を楽しませています。 (備前焼作家 木村玉舟さん) 「(白備前は)温かみのある乳白色。置いていたら気持ちが安らかになる。新しい備前焼の魅力を感じ取ってもらえたらうれしい」 木村玉舟さんの作品展は、倉敷市の天満屋倉敷店で12月2日まで開かれています。
岡山放送