南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」発表 3つの備えを「家具の固定」「防災グッズ」「すぐに避難できる準備」
大分放送
南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が発表されてから5日目を迎えました。防災意識が高まった今、あらためて確認すべき「命を守る備え」についてお伝えします。 【写真を見る】南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」発表 3つの備えを「家具の固定」「防災グッズ」「すぐに避難できる準備」 8日に発生した日向灘の地震を受けて、気象庁は南海トラフ臨時情報の「巨大地震注意」を初めて発表しました。南海トラフ沿いの地殻活動の推移を監視し、毎日最新の状況を公表しています。12日の情報では想定震源域で通常とは異なる地震活動や地殻変動は観測されていないということです。 「巨大地震注意発表」から5日目、改めて確認しておくべき「地震への備え」についてお伝えします。 具体的には次の3つの備えです。 〇1つ目は家具の固定 阪神・淡路大震災では亡くなった人の8割以上が家屋や家具の下敷きになりました。転倒した家具が通路を塞ぐと逃げ道を失ってしまう危険もあります。そこでホームセンターなどで販売されているL字の金具を使い家具の転倒を防ぎます。伸縮棒や転倒防止マットなどを組み合わせて使用するとより効果的です。 〇2つ目は防災グッズの準備 国は災害支援物資が3日以上到着しなかったり、物流機能が停止したりした過去の事例を受けて1週間分の食料を備えるよう呼びかけています。このため、缶詰やレトルトだけでなく、冷蔵庫も活用して1週間分の食料と水を備えます。また、災害直後に栄養が偏らないようにするためバランスを考えることも大切です。そのほかマスクや常備薬といった日用品、タオル、軍手、懐中電灯、ヘルメットなどを非常持出品として自宅の玄関に準備します。また、就寝時は枕元に、はきなれた靴を置くことが大切です。靴を置くことですぐに避難できるほか、もしガラスなどの破片が散乱したとしても自分の足を守ることができます。 〇3つ目はすぐに避難できるための準備 自宅や勤務先でどのような危険があるかハザードマップで確認し、安全な避難場所や避難経路を確保しておきます。被災時に家族が離れた場所にいるときに備えて、落ち合う場所や連絡手段をあらかじめ決めておくことが大切です。
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