〈奥能登豪雨〉輪島 99カ所、4370人孤立
石川県が22日に開いた奥能登豪雨の災害対策本部会議で、輪島市の坂口茂市長は、市内99カ所、2170世帯の4370人が孤立しているとした。仮設住宅は3団地229世帯で床上浸水、8団地734戸が床下浸水がした。馳浩知事は同日午後にも安否不明者の氏名を公表するとした。 珠洲市の上戸荷谷、大谷、宝達善野、唐笠の4カ所、能登町の北河内、棚畑の2カ所の計6カ所が孤立状態となっている。珠洲市東山中、寺家塩津、能登町柳田久田は解消した。 9市町が108カ所に避難所を開設し、1453人が身を寄せた。珠洲市の1738戸が断水しており、輪島市中心部でも発生しているが戸数は不明。奥能登4市町で計6200戸が停電している。 国道249号など17路線38カ所、能越自動車道は穴水インターチェンジ(IC)ーのと三井IC間が通行止めとなっている。 河川氾濫は13河川となった。輪島市2カ所で崖崩れ、輪島市と珠洲市各1カ所で土石流が確認された。仮設住宅は9団地で床上浸水となった。 輪島市白米町でのり面崩壊、輪島市と珠洲市各1カ所でため池が崩壊した。 JR七尾線は高松駅ー和倉温泉駅で、のと鉄道は全線で運転を見合わせている。IRいしかわ鉄道は一部で遅延が発生している。 緊急消防援助隊として9府県の155隊580人が被災地に入った。