党首会談は「リモートで…」 大阪知事と党代表の両立問われ、維新代表選出馬表明の吉村氏
日本維新の会の代表選(17日告示、12月1日投開票)に立候補する意向を表明した吉村洋文共同代表(49)は12日の記者会見で、国会での党首会談をオンラインで実施することを提案した。「党首会談はリモートでいいんじゃないですか。ちょっと、むちゃくちゃかもしれないけど」と述べた。 【写真】「維新消滅の危機、やるしかない」 知事との兼務悩んだ吉村氏、会見で出馬の経緯を吐露 大阪府知事を続けながら、国政政党の代表の職務をどう両立させるのかと問われて答えた。 吉村氏は「(自身が維新代表に就任した場合に国会議員が務める)共同代表と協力する」と述べつつ、「2人分働けばいい。若いんだから」とも語った。 会見では国政政党としての維新の存在意義の一つに「永田町文化を変える政党」を掲げ、「完全に古い政治が行われている。飲み食い政治から新しいものは生まれない」と主張。政策決定のあり方について「密室で決まるようなやり方を変えていくべきだ」と訴えた。 衆院選で主要争点になった「政治とカネ」の問題を念頭に、政党から議員個人に支給される政策活動費について「なくすのは当然だ」と述べた。調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開についても改めて推進の立場を示し「領収書が必要ないお金を合法的に認めるのはやめるべきだ」とした。