【オードリーANN東京ドーム】最高にトゥースな3時間半 15周年を迎えた「ラジオモンスター」はまだまだ進化する
5万3000人の前でかみしめるように語った「ラジオと漫才信じてきてよかった」。これが、若林正恭の言葉だった。まさに“最高にトゥース”な3時間40分あまりの大イベント。ニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン(ANN)』(毎週土曜 深1:00)の放送開始15周年を記念した番組イベント『オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム』が、18日に行われた。同局によると、東京ドームに5万3000人、47都道府県の映画館など201会場で行われたライブビューイング(※映画館200館+LINE CUBE SHIBUYA)には5万2000人、オンライン生配信には5万5000人が鑑賞するなど、合計16万人が熱狂。その中心にいた若林、春日俊彰には充実した表情が広がっていた。 【写真】名シーン続々!『オードリーANN』東京ドームの模様 ■会場の光景から関係性の深さを実感 ラジオの名場面が眼前に広がる 番組内で東京ドーム開催が発表されてから約1年、ついにこの日がやってきた。イベント前、東京ドームに到着すると『ANN』のテーマソングである「ビタースウィートサンバ」、星野源による今回のイベントの主題歌「おともだち」が流れている。はためく“のぼり”には、オードリーはもちろん、「チーム付け焼き刃」の愛称で親しまれるスタッフ陣の顔と名前もあり、リトルトゥース(番組リスナーの愛称)たちが、思い思いに写真を撮影している。イベントグッズの販売場所は長蛇の列、この番組が15年かけて作り上げてきた関係性の深さを実感する。 午後3時30分から会場限定で、放送作家の藤井青銅氏、どきどきキャンプの佐藤満春による「サトミツ・青銅のオール前座ニッポン」を実施。イベント直前5分は会場から生で行われ、放送を終えた2人が歩いていると、どこからともなく観客から大きな拍手が送られた。それから暗転して、本番が近づくと会場からは盛大な歓声が上がった。オープニングは、星野の「おともだち」に乗せて、アニメーション演出が施された。その後、入場前のVTR演出が放映されると、会場中の「リトルトゥース」から笑い声が漏れた。 壮大なオープニング映像後、若林はエミネムオマージュとみられるポーズでキメた後、このイベントに向けた体力作りのために使っていた“自転車”に乗って、風を切るようにドームの周りを1周。一方の春日は、番組スタッフを従えて、姿を現し、3塁側ベンチから、自身の名前を冠した番組グッズのタオルを掲げてゆっくりと歩みを進めていった。2人がドームの中心に並ぶと、会場中に喜びが伝播していく様子が伝わってきた。若林が「こんばんは、ラジオモンスターです!えー自転車で来ました。きょうは、ラジオやります」と宣言すると、春日もいつものように「東京ドーム、カスミン」とあいさつした。 東京ドームを舞台にしながら、あくまでいつも通りの“オープニングトーク”が行われた後には、東島衣里アナのナレーションで会場内に“有名人”が訪れているとのアナウンスが。番組でもおなじみの存在となっている「ビトさん」こと、ビートたけしのものまね芸人・ビトたけしが、たけしよろしく映画『首』を彷彿とさせる甲冑姿で登場し「オレが天下を取ったら、こんなもんじゃないぞ!」などといった劇中のせりふを放った。その後も、合間でニッチロー、TAIGA&ダブルネーム・ジョーによる「キサラ」名シーンの再現など、番組内で紹介された出来事が目の前で繰り広げられていく。