本選考までに働く目的を探しアピールしよう 就活生は採用面接で話せるよう今から対策を プロが指南 就活の極意
令和元年に設置された経団連と国公私立大学のトップで構成される「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」では、企業の採用のあり方や大学教育のあり方だけでなく、企業が働き手にどのような人材を求めているのかについてもホームページで公表しています。 具体的には、働き手には『最終的な専門分野が文系・理系であることを問わず、リテラシー(数理的推論・データ分析力、論理的文章表現力、外国語コミュニケーション力など)や論理的思考力と規範的判断力をベースに社会システムを構想・設計する力』などが必要と記載されています。さらに、学生には、『学生時代の早い段階から、主体的に自らのキャリア形成について、考えることが重要』といった一文も記載されています。 そのため、就職活動でも面接選考などを通じて、学生が考えるキャリアについて深く質問するケースが増えているため、就職活動を通じて働く目的や今後のキャリアについて考え、本選考までに自分なりの答えを出すようにしましょう。 1.働く目的を持っている学生 働く目的を既に持てている学生は、業種や企業がある程度決まっている学生が多いのではないでしょうか。働く目的を実現するために、どのようなキャリア選択が最適か。家族や大学の教授、OB・OGなどの助言を参考に自分なりに答えを出してください。 そして、そのような企業から内定を勝ち取るために、選考時期やフローを事前に確認しておくとよいでしょう。 現在ではインターネットを検索すれば企業の選考時期やフローは確認できます。予想していた時期に選考が行われるのか。それとも予想よりも早いのか。後になって慌てることがないように今の時期に確認するようにしましょう。 その上で、アウトプット対策に時間を費やし、面接官に自分の思いや考えを伝えられるようにアウトプットの練習をしておきましょう。 2.働く目的は決まっていないが漠然とやりたいことはある 漠然とやりたいことがある学生は、言語化まで落とし込めていないか、それを本当にやりたいのか確信できない学生が多いのではないでしょうか。漠然とでもやりたいことがある場合は、言語化するのが最優先です。