SF連銀総裁、「労働市場はバランス取れてきた」-悪化は望まない
(ブルームバーグ): 米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、労働市場の悪化は望んでいないとしつつ、インフレ率を現行水準からなお引き下げる必要があるとの考えも示した。
デーリー氏は「労働市場の弱さは望んでいない」と25日に公開されたポッドキャストで発言。米金融当局の物価安定目標に到達する上で、そのような弱さは「不必要だと感じるだろう」と述べた。
「労働市場はかなりバランスが取れてきた」とし、「われわれが目指してきた物価安定を実際に達成するためには、まさにこうしたバランスが必要だ」と話した。
その上で、「インフレは当局目標の2%をなお上回っている。従って、これを引き下げる取り組みを続ける必要がある」と指摘した。
原題:Fed’s Daly Says Labor Market Balanced, Doesn’t Want Weakening(抜粋)
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Catarina Saraiva