カープ打線を復調させた菊池涼介選手と鈴木誠也選手【立浪和義の超野球論】
粘り強くなった菊池涼
打率でリーグトップを走る菊池涼[写真=榎本郁也]
なかなかつながらなかったカープ打線ですが、ようやく火がついてきましたね。 キーマンの一人が、一時よりは下がっていますが、4月25日現在、打率.360でリーグトップに立っている菊池涼介選手です。特に開幕からがすさまじく、3月の5試合は.524と打ちまくっていました。1つは開幕戦でしょうね。中日相手に敗れた試合ですが(3月26日、マツダ広島)、いきなりの猛打賞で、ここから乗っていった気がします。 カープは当初、田中広輔選手、菊池涼選手と3連覇時の一、二番“タナキク”でスタート。優勝していたころは足もあり、つなぎの巧打もあり、長打もありで、相手には非常に厄介な一、二番でした。その再現と思ったのでしょうが、田中選手の調子が上がらず、菊池涼選手が早々に一番に入っています。 菊池涼選手は2016年に最多安打も獲得していますし、打率3割を何度もマークしています。ここぞの場面では長打もあるし、つなぎもできるバッターですが、振り過ぎるクセもあって、多少、調子の波がありました。今年は、もちろん・・・
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週刊ベースボール