朝倉未来プロデュース・Dark Idol候補生 “人生崖っぷち”から勇気をくれたボディメイク
10月20日、健康的な肉体美を競うボディコンテスト「BEST BODY JAPAN」(ベストボディジャパン/BBJ)の「首都圏大会」が埼玉・サンシティホールで開催された。磨いた健康美を引っ提げた男女が集う中、ベストボディ・ジャパン部門ガールズクラス(18歳~29歳)のグランプリを獲得したのが亀井翠だ。 【フォト】アイドルオーディションに挑む亀井
「去年、今まで上手く行っていたことが全部なくなってしまって、イチから人生をやり直さないといけなくなりました。やり直しをかけてダークアイドルに応募しました」 彼女は2024年6月から放送が開始した、格闘家・朝倉未来氏がプロデュースするアイドルオーディション番組『Dark Idol』に候補生として出演した経歴を持つ。長年付き合っていた彼氏と別れ、打ちひしがれていた彼女は、人生を好転させるべく挑戦に踏み切った。 とはいえ、かつてないチャレンジに不安な気持ちもあった。そんな中で勇気をくれたのが、2023年から出場を始めていたBBJでの経験だった。 「今までずっと自信がなくて、何もできなかったんですけど、BBJに出てからだいぶ自信がついて、いろいろ挑戦しています。アイドルは落ちてしまったんですけど、BBJに出ていることを候補生の子たちが知ってくれて、『すごいね!』と声をかけてもらいました。それが縁で、その子たちとまた新しいチャレンジを考えています」
コロナ禍での体重増をきっかけにボディメイクに着手した亀井。パーソナルトレーニングに通い、約10kgの減量に成功した。BBJ出場を決めてからは自ら週4でジムに通うようになり、早朝の有酸素運動にも取り組むなど努力を重ねた。そうした努力が結実したか、2023年はBBJデビューイヤーで日本大会に出場。クラストップ10に食い込む実績を残した。 自分を磨き、ステージで結果を残した経験は、彼女に勇気と自信を与えた。Dark Idolのオーディションは無念の結果となったが、これからも挑戦を続けていきたいと意気込んだ。 「今はアイドルを強く目指しているわけではなくて、とりあえずいろいろなことにチャレンジしたいです。11月3日にはDark Idol候補生の子たちとライブをする予定です!悩んだタイミングから1年経って、仕事も安定してきたりBBJにもたくさん出たりして、楽しい人生になってきたと思いますね」 BBJにおいて今年は宇都宮大会(7月6日)、東京大会(8月25日)、首都圏大会と3大会に出場。残すは年間の集大成である日本大会(11月24日)のみだ。「今年はもう日本一を獲るっていう気持ちだけでずっとやってきました」と闘志を胸に、ラストスパートで挑戦を続行していく。
取材・文・写真/森本雄大 写真提供/亀井翠