アメリカ大統領選挙の投票が始まり、民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領が歴史的な接戦を繰り広げています。 大統領選は、日本時間の5日夜、東部の州で順次投票が始まりました。 現地メディアによりますと、これまでに8100万人以上が郵便投票と期日前投票を済ませています。 民主党・ハリス副大統領: 次のアメリカ大統領として、新しい世代のリーダーシップを発揮する準備ができている。 ハリス氏はペンシルベニア州で4日、最後の演説を行い、人気歌手のレディー・ガガさんも駆けつけました。 5日夜には、首都ワシントンの母校の大学で演説も予定されています。 共和党・トランプ前大統領: われわれがすべきことは、明日投票に行くことだけだ。あなたが投票に行けば、彼らは何もできない。私たちが勝つ。 一方のトランプ氏は、ミシガン州で最後の演説を行い、「アメリカを立て直す」と強調し、自身への投票を呼びかけました。 5日夜は、自宅のあるフロリダ州で支持者らを前に演説も予定されています。 世論調査では、2人の支持率は拮抗（きっこう）し、集計のやり直しや訴訟も想定され、当日に勝者が判明するのは難しいとの見方が大勢です。 また、全米各地では選挙結果を受けた暴動も懸念されていて、投票所に警察官が配置されるなど厳戒態勢が続いています。 ハリス氏がアメリカ初の女性大統領になるのか、トランプ氏が返り咲きを果たすのか、注目されています。