仕事がうまくこなせていない3つの兆候と対処法…キャリア40年の人事担当幹部がアドバイス(海外)
仕事について何も言われない場合
分かりにくいのは問題の兆候が見えない場合だ。もし何も上司から言われていないのならば、その沈黙は重要なサインかもしれない。 もしあなたの上司があなたとまったく話さず、予定されていた1対1のミーティングをキャンセルし、常にあなたを避けているならば問題がある。上司から何の知らせがないことは、必ずしも良い兆候ではない。上司があなたを避けているのは、あなたが優秀だから放っておいているということではないのだ。 彼らがあなたを避けているのは、あなたの仕事ぶりについて厳しい話をすることに抵抗があるからだろう。彼らはどうアプローチすればいいのかがわからないのかもしれないし、そういった厳しい議論をするのが嫌いなのかもしれない。 最悪なのは、同僚もその沈黙に加わることだ。彼らはあなたの良くない仕事と関わりたくないと思っている。自分の仕事があるのに、あなたを助けることで巻き込まれるリスクを避けたいのだ。はっきりとしたことを言う代わりに何も言わないのだ。 もし、あなたが上司や同僚から孤立しているなら、それは決していい兆候ではない。上司や同僚からのフィードバックやコミュニケーションがまったくない状態は、業績評価が悪いのと同じくらいの問題を示すサインだ。
働き過ぎている場合
最後に仕事上の問題のあるもう一つの兆候は、あなたが同僚よりも多く働いている場合や、自分が耐えられないほどの負担を抱えている場合である。 確かに厳しい仕事もある。中には、与えられているすべての時間を必要とする仕事もあるだろう。しかし、もしあなたが同じような仕事をしている他の人よりも多くの時間を割いているのなら、それは良い兆候ではない。 私は以前、高校でコンピュータサイエンスを教えていた。最初の課題は簡単で、ほとんどの生徒が1時間ほどで終わらせていた。彼らは正常に動くコードを1ページ提出した。だが、ある生徒は何日も格闘し、最終的に40ページのものを提出していた。 その後、私はその生徒の親から彼が課題を終えるために一晩中取り組んでいると苦情の電話を受けた。それは私がせいぜい数時間で終わると見積もっていた課題だった。彼はテストに合格するのに苦労し、私の指導もあまり効果がなかった。実際、彼はその科目にあまり向いていなかったのだ。 彼は最終的には合格し、驚くべきことに大学に進学し、最終的にはグーグル(Google)に入社した。どのようにして彼のスイッチが入ったのかはわからないが、彼は最終的にやり方を見つけたのだ。しかし私のクラスにいた時点では、彼が課題にかけていた時間の多さは明らかに問題があることを示していた。 もしあなたが、同僚が通常の業務時間の中で処理している問題を解決するために昼夜を問わず働いているとしたら、それは良くない状況だ。もし他の人がうまくやっているのを見ながら自分だけが前に進めないのであれば、そこには深刻な問題がある。 ほとんどの仕事は、人生ではなく1日を満たすために作られている。もしあなたが水面上に顔を出せないのであれば、その問題の原因はおそらく仕事ではなく、あなた自身にあるのだ。