人気の『天草大陶磁器展』始まる 天草と海外の 子どもたちの絵皿デザイン画も展示【熊本】
テレビ熊本
県内最大級といわれる恒例の『天草大陶磁器展』が、1日から5日間の日程で天草市で始まりました。 今回は新しい試みとして天草と海外の子どもたちによる絵皿に見立てたデザイン画も展示されています。 20回目となる『天草大陶磁器展』。北は北海道から南は鹿児島まで、98の窯元や工房が参加しています。 伝統のものや日常使いの陶器や磁器、個性豊かな焼物や工芸品など、約6万3000点が展示販売されています。 窯元と直接、話しながら購入できるとあって、訪れた人たちが会話を楽しみながら買い求める姿が見られました。 【来場者】 「お皿や陶器が大好きなので毎年来ています。いろいろ見て回って、いいのがあったら買って帰ろうと思ってます」 「九州の陶器磁器類が買えるのでいいなと思って、たくさん買っています」 「いろいろなお皿があって、迷ったんですけど、いいお皿を買うことができて、とてもうれしいです。また来年も来たいと思います」 また、初の試みとして、絵の国際交流を通じて子どもたちの教育につなげる取り組みも。天草市内13の小学校の5年生と6年生の児童と、インドとインドネシアの子どもたちの作品、計約500枚の絵が展示されています。丸い皿に絵付けをしているイメージで描かれたものです。 これはイタリアの大学で始まった、国や地域独自の伝統文化をつないでいく『リコネクティング・ウィズ・ユア・カルチャー』、RWYC事業と呼ばれる取り組みの一環として行われています。 この取り組みを進める団体の日本支部会長である天草在住のマンガ家・高浜 寛(たかはま・かん)さんなどが準備を進めてきました。 【RWYC事業日本支部会長 高浜 寛さん】 「子どもたちの作品は国によって、地域によって、いろいろなものが集まって、絵を楽しむ子、思考のプロセスを楽しむ子、絵が苦手な子も中にはいて、いろいろなデザインをしていますけど、何の先入観もなく見ていただいて、子どもたちの世界を堪能していただいたら、本当に豊かな発見があると思います」 【来場者】 「外国の子の色彩がすごく豊かです。こんなに、絵に国の違いが出ていると感心しました」 「すごいなと思いました。パッと見て、デザイン専門の生徒さんか誰かが描いたのかなと思って」 「こういう自由に描けるところが好きです。型にはまっていないところがいいですね」 「国柄が出ていると思います。今の子どもたちは表情が豊か。地域性が出てるんじゃないかと思います」 「私たちには想像がつかないような、すてきな素晴らしいデザインです」 この『天草大陶磁器展』は天草市民センター・体育館で11月5日(火)までです。
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