新監督招へい後も4勝1分け4敗と上向かずのユナイテッド アモリム監督は責任一身も「これからすべきは…」
マンチェスター・ユナイテッドとのルベン・アモリム監督が上向かないチーム状況の責任を背負い込みつつ、前だけを見つめた。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じる。 今年11月中旬からユナイテッドでの挑戦に身を投じる39歳のポルトガル人指揮官。スポルティングCP時代から使い慣れた3バックのシステムをベースに戦うここまでだが、見極めの意味合いも強い選手起用を含め、試行錯誤が続く。 結果としても公式戦9試合で4勝1分け4敗と一進一退で、直近4試合で3つの黒星と負け込むプレミアリーグもボトムハーフの13位と振るわず。アモリム監督は26日の第18節でウォルバーハンプトンとの敵地戦に臨むなか、現状を語った。 「(好転できるか?) 答えがたい質問だね。この状況を当たり前にしてはいけないのを認識すべきだ。今が大変な時期なのは知るところで、自分の責任でもある。私は就任初日からチームの責任者だし、私のせいだ」 「だが、そんなのを考えてはいられないし、過去の事象に焦点を当てるんじゃなく、背景を理解し、良くするのを考えるべきだ。今に目をやるべきだし、これからすべきなのは二度と繰り返さないようにすることだよ」 「自分が(過去の事象を)知っているのなら、クラブの問題すべて、(記者会見室の天井にある水漏れの部分を指差して)このことさえも解決できるだろうね」 「私は自分が何をすべきかは理解しているし、はっきりしている。だからって、落ち着いているとは言わないし、イラつくけど、どうすればいいかはわかっている」 「でも、我々は問題を一つずつ解決し、すべての答えを見つけ出さないと。今は本当に難しい時期だけどね。ファンの心情も理解しているし、戦っていくつもりだ」 サー・アレックス・ファーガソン元監督が勇退して以降、歴代指揮官のもとで迷走が続くユナイテッド。今のユナイテッドも当然のように勝利が求められるクラブではあるが、軌道修正には忍耐も必要なはずだ。
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