《女優・中山美穂さんが芸人の浜田雅功にアドバイス求めた理由》ドラマ『もしも願いが叶うなら』プロデューサーが見た「台本3ページ長セリフ」の緊迫
「台本3ページにわたる、彼女だけの長いセリフのシーンがあったんです。兄役の浜ちゃんへの秘めた想いを打ち明けるとても大事な場面でした。でも彼女が話しかける相手は役者ではなく猫なんですよ。だから、もし猫が途中で動いたり鳴いてしまうとせっかくの長ゼリフがまたやり直しですから、絶対に一発で決めたかったんです。 私の方が本番前からピリピリしていたのを思い出します。でもやっぱり、動物ですからね、案の定セリフの途中で猫が何度も動いちゃったんですよ」 中山さんに「申し訳ない」と感じた横井氏が恐る恐る彼女のほうを見た時だった。 「ケロッとしているんです。猫が原因で長いシーンを撮り直しになったので、当時の彼女のキャリアなら、イラッとした感情が顔に出たりしてもおかしくありません。
彼女はまったく気にしない感じで、その姿に現場スタッフ全員が救われました。一回休憩を挟んで、今度は一発OKでした。あの時ほど、プレッシャーにかられた瞬間はないかもしれないですね。本当に惜しい人を亡くしました」 中山さんは同作品について、周囲に次のように語っていた。 「中山さんは『コメディーは、シリアスなドラマよりも共演者とのコミュニケーションを深めて呼吸を合わせることが大切』と話していて、浜田さんに対しても『本読みの段階で、自然と浜田さんの中に入っていくことができた。本当のお兄ちゃんのような感じだった』と、敢えて進んで積極的にコミュニケーションを取っていたことを明かしていました。主演としての責任感が強かったのかもしれません」(ドラマ関係者) “もしも願いが叶うなら”、もっと「女優・中山美穂」の芝居を見ていたかった。
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