ディープインパクト産駒が積み上げてきた偉大な最長記録「13」。ラストチャンスを阻む最大の敵は、父の背中を唯一知る武豊【有馬記念】
史上5頭目の連覇狙う"現役ラスト"のドウデュース。鞍上は武豊
21年のダービー馬であるシャフリヤール(牡6歳/栗東・藤原英昭厩舎)は22年のG1ドバイ・シーマクラシック(UAE)以来、白星を収めていない。ただし、大きく惨敗しているのはレース後に喉の疾病である喉頭蓋(とうがい)エントラップメントが判明した昨年の札幌記念のみ。それ以外は安定した成績を残しており、前走のG1・BCターフ(米国)では3着に食い込み、力の衰えは見せていない。積極的なレース運びから最後までしぶとく脚を伸ばす脚質もあり、ダービー馬が最後の最後で威厳を示すシーンがあってもおかしくない。 ディープインパクトの背中を唯一知る武豊騎手は今年、引退レースとなるドウデュースとのタッグで史上5頭目の連覇と、自身5度目の有馬記念制覇を狙う。ドウデュースが有終の美を飾るのか、それとも父親の偉大な記録を産駒が継続するのか。いずれにせよ、年内の大一番はインパクトある劇的勝利が期待できそうだ。 構成●THE DIGEST編集部
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