2015年注目の「洋画」をピックアップ ── 「ムーミン」「シンデレラ」など
誰もが知っているおとぎ話のディズニーによる実写映画から、人気映画監督が描くラブストーリー、世界中で愛されているアニメキャラクターの長編作品まで、2015年も映画の世界から目が離せない。今年公開の注目作品を一部ご紹介。
大人気キャラクタームーミンが映画化
世界中に根強いファンを持つムーミン初の劇場用長編アニメーション『ムーミン 南の海で楽しいバカンス』が、2月13日より全国ロードショーを迎える。おなじみのムーミン谷を抜け出し、地中海のリゾート地へバカンスに来たムーミン一家が繰り広げる冒険ストーリー。灼熱の太陽を浴びて開放的になるフローレンやムーミンパパのいつもと違う一面を描いた。 原作者トーベ・ヤンソン氏の原価が持つ繊細な魅力をスクリーンで表現すべく、12万枚の手描きのドローイングをスキャンして映像化。あたたかみのある独特な色の世界は、一度見たら虜になる、雰囲気のある仕上がりだ。 ムーミン映画の根底に流れるのは、「平和に暮らし、植物と夢を育て続ける」というトーベ・ヤンソン氏のモットー。随所に光るムーミン哲学は、本当に豊かな生活というものを見直すきっかけになるかも。また、本作の吹き替え版で声優としてミュージシャンの木村カエラとさま~ずの大竹一樹、三村マサカズも参加する。
『プラダを着た悪魔』スタッフが描くラブストーリー
『プラダを着た悪魔』のスタッフと女優、アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)が再びタッグを組み、ニューヨークを舞台に再び描くラブ・ストーリー『ブルックリンの恋人たち』が、3月13日よりTOHOシネマズと六本木ヒルズほか全国で公開される。 モロッコで生活しながら人類学博士号を目指すアン・ハサウェイ演じるフラニーは、ミュージシャン志望の弟ヘンリーが昏睡状態に陥り、急遽ニューヨークへと戻る。 疎遠だった弟の内面を知るため、日記を手がかりに足あとを辿るなか、ライブハウスで弟が憧れるミュージシャンのジェームスに出会い、互いに惹かれ合っていく7日間の甘く切ない恋を描く。アン・ハサウェイが脚本に惚れ込み、主演だけでなくプロデューサも務めたという本作。『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞を受賞し活躍を続けるアン・ハサウェイの新しい魅力に触れられる一作だ。