2015年注目の「洋画」をピックアップ ── 「ムーミン」「シンデレラ」など
老舗ブランドの裏側に迫った『ディオールと私』
1947年のメゾン設立以来、多くの人々を魅了して止まない老舗ファッションブランド「クリスチャン・ディオール」。ブランド設立以来、初めてカメラの潜入を許され撮影した映画『ディオールと私』は、2012年新デザイナーに就任したラフ・シモンズのデビューコレクション発表の舞台裏に迫る感動のリアルストーリーだ。 デビューコレクションとなるオートクチュールを、通常の準備期間の半分以下、わずか8週間で制作することになったラフ・シモンズ。斬新なアイデアとデザインを考案しながら、トップブランドの重圧に苦しむラフと、寝る間も惜しんで一枚の布に命を吹き込むお針子たちの姿を描いた。 豪華なドレスに隠されたデザイナーと職人たちの誇りと情熱をかけた戦いは必見。Bunkamura、ル・シネマほか全国で3月に公開される。
ティム・バートン最新作
『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』など数々の名作を手がけ、独創的な映像・美術センスで多くのファンを魅了してきたティム・バートン監督。1月23日公開の最新作『ビッグ・アイズ』は、ティム・バートン本人も驚愕したという実在するゴースト・ペインターの物語だ。 60年代アメリカで一大ブームを巻き起こした絵画「ビッグ・アイズ」シリーズ。作家のウォルター・キーンは一躍時の人となったが、実は絵画を描いていたのは口下手で内気な妻、マーガレットだった。心の内のすべてを絵で表現してきたマーガレットは、「このままでは自分を失ってしまう」と告白を決意。天才的なペテン師のウォルターは「妻は狂っている」と反撃し、遂に事態は法廷へともつれ込む。 マーガレット・キーンに扮するエイミー・アダムス(Amy Adams)の名演技に注目だ。