「失敗すればF1キャリアは終わる」去就未決定のD・リカルドはレッドブル復帰が唯一の選択肢か? 英メディアは後半戦で角田、ペレスを上回る結果が必要と強調
F1通算8勝を誇るベテランが正念場を迎えている。 ビザ・キャッシュアップ・RB(以下RB)のダニエル・リカルドはシーズン後半戦の結果により、F1ドライバーとしてのキャリアを閉じる可能性もあると、英メディア『GPFANS』が報じた。現地時間8月16日に配信したリカルドの去就を論じる特集記事の中で、「リカルドにとっては、今年残りの10レースがランキングの順位だけでなく、F1でのキャリアを残せるかどうかも左右することになる」と見通している。 【画像】米プロレーサー、リンジー・ブルワーの厳選フォトを一挙お届け! 今季、チームメイトである角田裕毅に大きく後れをとり、来季のシートも未決定のままのリカルド。だが、トップチームにあたるレッドブルで、不振から抜け出せないセルジオ・ペレスの後任として度々、名前が挙がっている。そのため、同メディアは「F1で走り続けるための唯一のチャンスは、2025年に向けて再びマックス・フェルスタッペンのチームメイトになるべきだと納得させる結果を残すこと」などと主張する。 さらに、若手ドライバーの育成機関の役割を担うRBにこれ以上とどまることは、リカルドとチーム双方にとって「意味がない」と断じている他、ザウバーやアルピーヌといった他チームの空きシートを得られる可能性も低いと指摘している。 もはや、古巣でもあるレッドブル復帰を果たす以外にF1キャリアを続ける術は無いと説く同メディアは、リカルドに対し、「自分がレッドブルのセカンドシートにふさわしいことを証明するために2つの戦いに勝たなければならない」として、その上で「つまり、ユウキ・ツノダを総合的に上回り、セルジオ・ペレスのリザルトに迫ることだ」と綴っている。同チームのライバルでもある角田、さらに現在のレッドブルドライバーであるペレス、2人と同等以上の走りをみせることにより、来季のシート獲得に繋がり、さらにF1キャリア継続が可能であると強調する。 そして同メディアは、「2つの戦いに勝つのは難しい」と前置きしながらも、以下のように記しトピックを結んでいる。 「2人との対決に成功すれば、リカルドは再び最前列を走るマシンに乗ることができる。しかし、失敗すれば、彼のF1での時間は永遠に終わってしまうかもしれない」 今シーズン中盤より、入賞圏内でフィニッシュするレースも増えてきているリカルド。トップカテゴリーで生き残るため、残り10戦でさらに高いパフォーマンスが求められる。 構成●THE DIGEST編集部
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