5失点大敗のローマ「全部ダメ。予想していなかった」去就を問われたユリッチ監督に“デ・ロッシの影”?伊紙は前指揮官の返り咲きの可能性に注目 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ローマは、日本時間28のセリエA第9節フィオレンティーナ対ローマ戦で1-5と大敗し、イヴァン・ユリッチ監督が『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで敗戦の弁を述べた。 【動画】ユリッチ監督が驚いたフィレンツェでのローマの大敗
今夏、クラブのバンディエラでもあるダニエレ・デ・ロッシと3年間の契約延長をし、新シーズンに臨んだローマ。だが首脳陣は第4節を終えて3分1敗の成績のデ・ロッシを指揮官の座から解任し、イヴァン・ユリッチを新監督に迎えた。 10月に入ってモンツァと引き分け、前節でインテルに敗れていたローマ。28日のセリエA第9節でフィオレンティーナに1-5と屈辱的な敗戦を喫したことで、クロアチア人指揮官の周辺が騒がしくなっている。ユリッチはフィオレンティーナ戦終了後、『ダゾーン』のインタビューで自身の去就を問われると、大敗に落胆する一方で、自らの仕事を自負した。 「これまでの7試合は集中して良いパフォーマンスだったが、今夜は全部ダメだった。プレーも姿勢も、まるでこれまでの40日間の仕事を忘れてしまったかのようだ。私が議論に付されていると感じるかどうか? カルチョがどんな世界か、みんなも分かっているだろう」 「私はこの40日間で最高の仕事をしてきた。だが今日、われわれはその全てを投げ捨ててしまった。これは私の感覚だがね。守備の安定やプレー、成長して良いパフォーマンスを見せていた若手、かつてのレベルを取り戻したベテラン、その全てを捨ててしまった。非常に残念だ」 「われわれは取り組みを続けるが、カルチョにおいては、みんなもご存知のように、(続投するかどうかを)決めるのは別の者だ。しかし私は、この40日間、多くの良い仕事をしてきたと確信している。それだけに、今日のパフォーマンスは本当に予想していなかった」 記者会見の場においては、辞任について「全く考えたことはない」と強く否定したユリッチ。イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は、「ユリッチが自己弁護するが、デ・ロッシの影が見える」との見出しをつけ、ローマと2027年までの契約を結ぶ前指揮官の復帰の可能性を報じた。 「彼の復帰が最も簡単な選択肢であることは明確だ」と指摘。だが「おそらくそれが唯一の選択肢でもないはずだ」と述べ、デ・ロッシ解任後に名前の挙がったエディン・テルジッチ氏のほか、過去にローマを指揮したクラウディオ・ラニエリ氏、さらには現在フリーのマウリツィオ・サッリ氏やマッシミリアーノ・アッレグリ氏らを次期監督候補と伝えた。 試合情報 ローマ vs トリノ 試合時間:2024年11月1日(金)日本時間4:45 会場:スタディオ・オリンピコ
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