MAZZELのNAOYAが語る、「音楽」で世界を目指すために歩んできた道、BMSGとの運命の出会い
BMSG所属の8人組ボーイズグループ/アートパフォーマンス集団、MAZZEL。3月からRolling Stone Japanにて連載している各メンバーのソロインタビュー、第4弾にはNAOYAが登場してくれた。 【写真を見る】MAZZEL 1st One Man Tour 2024 “Join us in the PARADE” 「Maze=迷路」、「Zeal=情熱」、「Mazel=幸福」の意味を持つ「MAZZEL」のメンバーがグループに加入するまで、どんな人生の「迷路」を辿り、どんな「情熱」を燃やし、そして今どんな「幸福」を感じながら世の中に何を伝えたいと思っているのかを、これまでのソロインタビューでも探ってきた。NAOYAは12歳の頃から他の芸能事務所にてデビューを目指し、その後も韓国でデビューのチャンスを掴むが自ら断るなど、MAZZELのオーディションと出会うまで「迷路」にいた。その中では自信がどん底にまで落ちる瞬間もあったが、それでもNAOYAは、自分を信じ続けることをやめなかった。誰かの痛みも華麗な笑顔へと変える力を持つNAOYAらしさは、どのように培われたものなのか――そんなことまで知ることのできる、NAOYAが歩んできた人生について聞かせてもらった。 ―みなさんに幼少期のことから聞いているのですが、NAOYAさんはいつ頃から歌やダンスが好きでしたか? 3歳の時に、2個上の友達に誘われてダンス発表会を見に行ったことがきっかけで、自分も踊るようになりました。歌もその頃からずっと好きで、ずっと歌ってました。浜崎あゆみさん、大塚愛さんとかがすごく好きで。テーブルの上をステージにして、浜崎あゆみさんのマネをして扇子とかを持って歌って踊ったりしてました(笑)。 ―レッスンに通うようになったのは? 小3の頃に近所の人から教えてもらって、昭和のポップス歌謡を歌うグループにちょっとだけ入ってました。「黒ネコのタンゴ」とかを歌ってましたよ(笑)。チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」とかも歌っていて、それをいかして事務所のオーディションを受けたので、すべて繋がっているとは思います。 ―いつから「世界を目指したい」という気持ちが大きかったですか? 中学3年生くらいから本格的に東京にも行くようになって(NAOYAは兵庫県出身)、音楽活動というものをちゃんとやる中で、自分がやりたいのはアイドルというよりも、しっかり音楽で世界を目指せるアーティストだと思うようになりました。アーティストとアイドルの境界線が何かはわからないですけど、たとえばK-POPの人たちには、かわいい服を着て歌って踊ってるけどパフォーマンスですごいと思わせる魅力があるなと思って、「顔がかっこいいから好き」とかじゃなく、歌やダンスで好きになってもらえる存在を目指したい、そっちで勝負したいと思うようになりました。