「実りの1年に」仕事始め…お初天神に会社員ら参拝
多くの企業や官公庁は正月休みを終え、6日に「仕事始め」を迎えた。 オフィス街に近い大阪市北区の露天神社(お初天神)では雨の中、仕事始めに合わせて会社員らが続々と参拝に訪れた。 【写真】年頭あいさつをする斎藤知事(6日午前、兵庫県公館で) 不動産会社に勤めて3年目という大阪市西区の男性(25)は、職場の同僚と参拝。住宅売買の仲介などを担当しており、「人生の一大イベントに関われる今の仕事が好き。今年はより多くの契約を取り、実りのある1年にしたい」と意気込んだ。 同神社近くで働く兵庫県尼崎市のパート従業員(51)は、仕事の無事に加え、大学受験を控えた息子の合格も祈願したという。自身は趣味で和太鼓教室に通い始めたといい、「今年は新しいことにどんどん挑戦していきたい」と話した。
斎藤知事 結束呼びかけ
兵庫県の斎藤元彦知事は6日、県公館(神戸市中央区)で幹部職員約70人を前に行った年頭あいさつで、「今後も皆さんとワンチームで県政を前に進めていきたい」と結束を呼びかけた。 県庁は昨年、斎藤氏のパワハラ疑惑などの内部告発問題で揺れた。斎藤氏は職員との信頼関係を改めて重視する考えを示しており、「風通しの良い職場づくりを進めていきたい」と抱負を語った。 問題を巡っては、県議会の百条委員会や弁護士による第三者調査委員会が調査を続けており、2~3月に結論が出る見通し。