江崎グリコが野菜たっぷりの冷凍宅食「グリーンスプーン」を買収 “アーモンド効果”と“SUNAO”との第1弾コラボ商品を発売
「『グリーンスプーン』の強みはたっぷりの野菜が摂れることと、“健康なブランド”という消費者の認知」と続ける。ボリュームゾーンは30~40代の一人暮らし世帯だが、最近は家族での利用も増えているという。「約70種の商品を用意しているので、誰しも好きな味が見つかるはず。『野菜を摂りたくない』という人は基本的にいないと考えると、全員がターゲットといえる。一人でも多くの人に食べてもらえるような施策を実施し、ブランドとして存続していきたい」と語った。グループ参画から3年後の売り上げ規模は約4倍と予想しており、実店舗のオープンや海外展開も視野に入れている。
“アーモンド効果”と“SUNAO”とのコラボ商品
第1弾の取り組みとして、素材や健康バランスを考えたスープ(全3種、各812円)とパスタ(全3種、各950円)を共同開発した。9月に発売するスープには、江崎グリコがアーモンドミルクの国内市場売り上げ1位(14年4月~23年12月累計販売金額、インテージ SRI調べ)を誇る“アーモンド効果”に使用するアーモンドペーストを使った。“栗とごぼうの味噌仕立てアーモンドミルクスープ”と“さつまいもと国産チキンのアーモンドミルクシチュー”、“かぼちゃとオニオンのアーモンドミルクポタージュ”をそろえ、秋の野菜とアーモンドの香ばしさやコクが楽しめる。12月に発売するパスタには、“適正糖質”をサポートする“SUNAO”の冷凍生パスタ麺を使用した。“チーズとろける完熟トマトの贅沢ナポリタン”と“イタヤ貝とスナップえんどうの濃厚レモンクリームパスタ”、“芳醇マッシュルームとほうれん草のきのこソースパスタ”をそろえる。いずれも数種類の野菜を使用し、糖質量を37g以下に設計した。食塩相当量にもこだわりながら、濃厚な味わいを実現した。