アップルが秘密裏に開催した「グローバル警察サミット」の衝撃的中身
全ての警察車両にCarPlayを
フォーブスが9月の記事で報じたように、オレンジ郡の保安局はアップルのVision Pro VRヘッドセットをテストし、同局が「リアルタイム・オペレーション・センター」と呼ぶ監視データハブのバーチャル版を作成していた。 ■全ての警察車両にCarPlayを 警察はまた、車のダッシュボードをiOSのスクリーンに変えるアップルのCarPlayにも関心を示している。メールによれば、ロサンゼルス警察やオレンジ郡などの各警察は、2023年10月のIACPイベントで自動車メーカーのフォードの幹部と会合を開き、CarPlayの使用について話し合った。 オレンジ郡警察の最高情報責任者のデイブ・フォンテノーは以前のフォーブスの取材に対し、全ての警察車両のラップトップをアップルのCarPlayに置き換えることを検討していると語っていた。オルダムは、米国の警察機関がオーストラリア西部警察のCarPlay導入を模倣することに関心を示していると述べた。西オーストラリア警察では、Siriを使って警察データにアクセスし、事件の進捗を報告している。 しかし、アップルの警察機関へのアプローチは変化しているのかもしれない。オルダムは7月に警察顧客に対して、2024年のグローバル警察サミットの予算を確保できなかったが、今後は隔年開催にしたいと考えていると述べていた。その1週間後、彼は再びカリフォルニアの警察にメールを送り、理由は明かさなかったが、会社を去ることを伝えた。オルダムは会社を去った理由についてコメントを拒否した。 しかし、警察はアップルがサミットの開催を再考することを望んでいる。「今年、サミットが開催されなかったことは非常に残念です」とマクマホンは述べた。 また、仮にアップルがイベントを恒久的に中止したとしても、警察は同社のツールの活用を強化する意向を持ち続けている。オレンジ郡警察のフォンテノーは、今年の会議が中止になったことを知って、オルダムに「これは私たちが毎年楽しみにしている重要なイベントの1つです」とメールを送り、冗談交じりに「今年はAndroidのイベントに行くことになりそうです」と伝えていた。
Thomas Brewster