レノファ、熊本に勝ちきれずドローでJ1昇格の可能性なくなる
サッカーJ2レノファ山口はリーグ戦第35節の20日、熊本市のえがお健康スタジアムでロアッソ熊本と対戦し、1―1の引き分け。連敗は6で止めたが勝ち点1を得るにとどまり、J1昇格プレーオフ進出の可能性がなくなった。 風上に立ったレノファは、前線からの積極的な守備で流れをつかむ。前半9分にDF新保海鈴とMF田邉光平が立て続けに決定機を迎えるも、相手GKの好守でゴールならず。圧力をかけ続けた14分、敵陣で奪ったボールをFW若月大和につなぎ、ペナルティーエリア左から右足を振り抜いて、10試合ぶりの先制弾を叩き込んだ。 得点後も試合を優位に進めていたが、20分にゴール前の混戦から被弾。1―1で試合を折り返した。 風下に変わっても素早い守備からサイド攻撃につなげて相手ゴールに迫った。後半19分、右サイドからの浮き球のパスをFW末永透瑛が頭で合わせてネットを揺らしたがオフサイドの判定。直後にゴール前でGK関憲太郎がドリブルで交わされるピンチを迎えたが、DF下堂竜聖が体を張ってしのぎ、得点をゆるさなかった。 終盤も敵陣に押し込む機会を多く作ったが、シュートを打つまでには至らず試合終了。試合を通して多くの好機をつくったが、勝利へのあと1点が遠かった。