BLACKPINKのリサも愛用!北欧発のブランドTotemeのジャケットとは?
SNSやストリートで見かけるようになってから2年以上経つが、シンプルなスカーフジャケットの人気はまだまだ衰えない。 【写真】BLACKPINKのリサがまとったTotemeのジャケットとは? ウール混フェルトのジャケットはオーバーサイズのゆったりシルエットで、袖やポケット、縁に白いステッチが施されている。さらにこれが一番の特徴だが、同ステッチ同素材のスカーフが一体化されたジャケットでもある。2021年、スウェーデンのブランドTotemeの2022年プレフォールコレクションで初めて発表され、たちまち北欧の女性たちを虜にした。2022年には他のヨーロッパ諸国にもじわじわと人気が広まり、2023年にも勢いを継続、年が改まって人気が落ち着くかと思いきや、事態を一変させたのはK-POPグループBLACKPINKのリサが2024年1月中旬、韓国の仁川空港でこのジャケットを着て登場したことだった。 おさらいしよう。このジャケットを出しているスウェーデンのブランドTotemeは、2014年にネットブロガーのエリン・クリングが夫のカール・リンデマンと設立したブランドだ。デザインのベースとなるのはシンプルなシルエット、独創的なカッティング、上質なファブリック。多くの魅力的なアイテムを販売しているなかでも、2022年にファッションシーンで一躍注目を浴びるきっかけとなったのが、このジャケットだ。
SNSで大ブレイク
このジャケットを"スコート(scoat)"と呼ぶ人もいる。"スカーフ(scarf)"と"コート(coart)"の合成語だ。スカーフ(マフラー)付きジャケットは他のブランドからも出ており、例えばフィービー・ファイロからは黒レザータイプが出ている。揃いのセーターやジレがある場合もあるようだ。Totemeではライトグレー、ダークグレー、ブラウン、ベージュの4色展開で、現在価格は880ユーロ、サイズは44(ヨーロッパサイズ)まで。TikTokで2700万ビューを獲得しているのはなかなかの数字だが、驚異的というほどでもない。TikTokが時にファッションの発信源になることは周知の事実だ。ちなみに、ZARAの茶色のレザージャケットは6500万ビュー、ベヨネッタメガネは5500万ビュー、ユニクロのラウンドミニショルダーバッグは1億3900万ビューに達した。Totemeジャケットはインスタグラムでも大人気で、主に20代から30代の女性インフルエンサーがよく着ている。ヒットの一因は、ひと目で見分けられる特徴的な形をしているため、非常にインスタ映えする点にあるのだろう。だがそれ以外にも人気を呼んだ理由が3つある。