農家御用達“ピーマンがよく育つ”コンパニオンプランツに「知りませんでした!」「良い情報」 虫害予防・成長促進・保湿の効果バツグン
ピーマンをうまく育てるために一緒に植えるといい野菜とは……? 自然農法の視点からわかりやすく教えてくれる動画がYouTubeに投稿されました。「勉強になりました!」と反響を呼び、12万回以上再生されています。 【画像】ピーマンと一緒に植えると良い野菜
「コンパニオンプランツ」って何?
動画を投稿したのは、自然農法家の高内実さんが20年以上実践して培ってきた知識や経験を発信するYouTubeチャンネル「瀬戸内まいふぁーむ【自然農法チャンネル】」。高内さんは最初に「コンパニオンプランツ」について説明。これは、同じ場所に2種以上植えることで互いの成長を促進させたり、病気や虫害を予防したりする植物の組み合わせのことです。 ピーマンと一緒に植えて相性のいい野菜としてまず挙げたのが、ニラやナスタチウムという花です。いずれも虫害を避ける効果があり、ニラのほうはピーマンを病気にする菌を遠ざける働きもあります。一方、地をはうように成長する落花生は、土の湿度を保つのに最適で、ピーマンの栄養となる窒素を土の中に固定する働きもあります。つまり、成長促進と保湿の作用を持つわけです。 さらに、バジルについても説明。バジルのにおいでヒラタアブがやってくるので、その幼虫がアブラムシを徹底的に食べてくれるそうです。また、ピーマンよりも低い位置に育つので根元に日陰ができ、土の保湿効果も期待できます。
おすすめの組み合わせは?
高内さんは自身が多用する組み合わせとして、ピーマンにバジルと落花生を一緒に植えるやり方も紹介しました。まず、ピーマンを植え、そこから30センチほど離してバジルを、さらに30センチ離してピーマンを植えます。そのような間隔でピーマンとバジルを植えたら、次は落花生です。 ピーマンとバジルを植えていったラインに対し直角に交わる方向へ、ピーマンから15センチほど離れた位置に落花生を3粒ずつ植えます。また、逆サイドにも同じように植えます。一通り植えたあとは、刈り取った雑草を根元にふわっとかけて保湿する“草マルチ”を施しておきます。水を勢いよくかけたり、強い雨が降ったりすると、菌を含む泥が跳ね、ピーマンの葉に付いて、疫病になることがありますが、草マルチはその予防にもなります。