高校バレー“春高”切符 男子は33年ぶり大垣日大、女子は2年ぶり岐阜第一
春高バレー、第77回全日本高校選手権大会岐阜県代表決定戦の決勝が関市のアテナ工業アリーナで16日行われ、男子は大垣日大が、女子は岐阜第一が優勝し“春高”切符をつかみました。 男子の決勝は2024年の県高校総体を制した大垣日大と、14連覇がかかった県岐商との対戦で、2年連続で同一カードとなりました。 大垣日大はミドルブロッカーの吉田新らがネット際で強さをみせて2セットを連取。 県岐商はキャプテンの松岡琉星を中心にアタッカー陣が意地をみせて第3セットを取り返します。 しかし、第4セット、大垣日大のキャプテン五十川拓斗が相手の意表を突くフェイントやサービスエース、スパイクなど多彩な攻撃をみせて流れを引き戻し、25対18で取ってセットカウント3対1。 大垣日大が33年ぶり5回目の優勝を決めました。 ※大垣日大 五十川拓斗 主将 「優勝できてうれしい。4年前に大垣日大を卒業した兄が負けて終わってしまって、前日に『お前は勝ってこい。お前が歴史を変えろ』と言われたので、その気持ちで頑張った。全国大会ではベスト8を目指している。拾って、粘り強く戦えるように頑張りたい」
男子決勝 大垣日大 3(25ー23、25ー16、21ー25、25ー18)1 県岐商 一方、女子の決勝は岐阜第一と県岐商が対戦し、フルセットまでもつれる大接戦になりました。 岐阜第一は黒川由乃、県岐商は石木陽菜の両エースが強烈なスパイクの打ち合いを繰り広げ、互いに一歩も譲りません。 第5セットも一進一退の展開となりましたが、岐阜第一が10対10から5連続ポイントを奪って15-10で取り、2年ぶり2回目の“春高”出場を決めました。 岐阜第一 阿部ふみな 主将 「県岐商には高校総体も新人戦も獲られたのでリベンジできてよかった。絶対に優勝して春高に行くという気持ちで全員で総体が終わってからやってきたので力を出し切れた」 岐阜第一 黒川由乃 選手 「1セット目を取られて苦しい場面も多かったが2セット目以降は切り替えて自分たちのやりたい攻撃、強みである高さを生かしたバレーが最後までできて良かった、春高でも高さを生かしたバレーで、上にどんどん勝ち上がっていきたい」
女子決勝 岐阜第一 3(26ー28、31ー29、29ー27、22ー25、15ー10)2 県岐商 優勝した両チームは来年1月5日から東京体育館で行われる全国大会に出場します。