優雅に駆ける国産スポーツカー。
TOYOTA AE86 SPRINTER TRUENO -1985
高層ビルを背に軽快な走りを見せるのは、“ハチロク”の愛称で親しまれるスプリンタートレノ。「仕事道具をバイクで運ぶことに限界を感じたんです。人生で一度は車を買うだろうから、少しでも早いほうがいいと思って」と、清家さんは昨年末に埼玉のAE86専門店『エルリッチジャパン』で購入。走行距離33万㎞にして不調はなく、アフターケアもバッチリ。「黒いボディは後期型のみ。そもそも個体数が少ないのできれいな状態のものを見つけるのは大変でした」。ホイールは真っ黒にカスタム、少し下げられた車高は、前オーナーの趣味をそのまま引き継いでいる。「おじいちゃんになっても修理して乗り続けようと思っています。僕にとっては、最初で最後のマイカーです」
TOYOTA CELICA -1979
「2年前に横浜のカーイベントで偶然見つけたとき、このビジュアルに一目惚れしてしまって。それまではカーシェアで十分、と思っていたけれど、即決で購入しました(笑)」と小野さん。セリカは走行性だけでなく、居住性も重視した“スペシャルティカー”として登場。スポーツカーらしからぬ愛らしい見た目や、シートにハンドル、ダッシュボードまでオールブルーの内装はたしかに魅力的だ。「取扱説明書にあった初代オーナーの名刺を頼りに、これに乗って山梨県まで会いに行きました」と、驚きのエピソードも。なんでも、40年間一度も雨ざらしになることなく、車庫で大切に保管されていたという。丸目4灯が印象的なその顔も、心なしか誇らしげ!
オーナー
小野健太郎(30) 『ONO WHEEL』店主 サンルーフ付きで空も見える。’70~’80年代の国産車あるある、時速100㎞を超えると「キンコン、キンコン」と鳴り出す速度警告装置も未だ健在。「スポーツカーなのに高速道路でも超安全運転です」
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