大相撲九州場所28年ぶり全15日間札止め 28年前の優勝決定戦を経験した地元出身担当部長「若手に元気のいい力士が多い」
日本相撲協会は2日、大相撲九州場所(10日初日・福岡国際センター)の入場券が15日間、完売に当たる「札止め」になったと発表した。定員は6980人。同場所の15日間完売、年6場所全90日間完売は、ともに1996年以来28年ぶりとなる。 ■発生率0.01%の大技【動画】 今春から九州場所担当部長に就任した浅香山親方(元大関魁皇)=福岡県直方市出身=は「本当に良かった。最近は若手に元気のいい力士が多く、話題になったことで、今まで相撲を見ていた方に加え、見ていなかった方にも知ってもらえたのでは」と語った。 96年九州場所は横綱貴乃花が休場する中、千秋楽に横綱曙、大関若乃花、武蔵丸、貴ノ浪、関脇魁皇が11勝4敗で並び、5人による優勝決定戦に持ち込まれ、武蔵丸が2度目の優勝を飾った。その後は集客に苦しみ、空席が目立つことも多かった。 昨年の九州場所は札止めが5日間で、定員の8割以上が入った場合に出される「満員御礼」の垂れ幕は、4年ぶりに全15日間下がった。
西日本スポーツ