【美浦便り】G1初勝利の菅原明良騎手に祝福の嵐 がっちり握手で僕もパワーもらいました
宝塚記念をブローザホーン(牡5、吉岡)で制した菅原明良騎手(23=高木)が25日、美浦トレセンに凱旋(がいせん)しました。四方八方から祝福の嵐。明良騎手のスマイルが弾けていました。 私もうれしさのあまり、手を差し伸べると「ありがとうございます!」と、がっちり握手を交わしてくれました。本当にうれしそうな表情。早朝からパワーをもらいました。 馬の力を信じた騎乗。ブローザホーンとのリズムを大切にし、大外から末脚を爆発させました。鞍上はレース前から「いい感じですね」と自信をのぞかせていました。「勝つイメージの1つのパターンにはまりました。余裕がありましたし、抜けてからは勝ったなと思いました」と振り返っていました。 G1ジョッキーの仲間入りを果たした心境を聞いてみました。「まだ実感が湧かないですね。フワフワしています。小さい頃からこれまでG1を勝つ夢を何回見たか分かりません。もっと勝ちたい気持ちも湧きますが、まだ胸を張れるような成績でもないですし、普段の未勝利戦や条件戦でもいい成績を残したい。これから胸を張れるよう頑張りたいです」と、さらなる飛躍を誓ってくれました。 京都競馬場には当日お母様が来場されていたそうで、花束を渡すと感極まっていたそうです。ご家族も喜ばれていたそうで、最高の親孝行になったのではないでしょうか。 今週のラジオNIKKEI賞ではショーマンフリート(牡3、手塚)と初コンビを組みます。2週前追い切りに騎乗した鞍上は「すごくいい馬でした。G1を勝って自信がついたので勢い良くいきたいですね」と2週連続の表彰台へ意欲十分です。夏の福島は開幕週で盛り上がること間違いなし。菅原明良騎手の手綱さばきにどうぞご注目ください。【井上力心】