スクバルとセールがともに初のサイ・ヤング賞…15勝の今永昇太は5位に入る
全米野球記者協会(BBWAA)会員の投票で決まる今季の最優秀投手賞(サイ・ヤング賞)が20日発表され、ア・リーグはタイガースのタリク・スクバル(28)、ナ・リーグはブレーブスのクリス・セール(35)がともに初受賞した。2人ともに投手3冠を達成したが、スクバルは満票選出、セールは1位票26だった。今季メジャー1年目で15勝をマークしたカブスの今永昇太はナ・リーグで3位票7、4位票8、5位票1の計38点を獲得し、5位に入った。 メジャー5年目左腕のスクバルは今季31試合に登板して、18勝4敗、防御率2.39、228奪三振をマーク。メジャー5年目でブレークし、大車輪の活躍でチームを10年ぶりのプレーオフ進出に導いた。 セールは29試合に投げ、18勝3敗、防御率2.38、225奪三振の成績を残した。ベテランはレッドソックスから新天地のブレーブスに移籍し、5年ぶりに2桁を挙げるなど復活。メジャー14年目でキャリアハイの数字を挙げた。今永は29試合に登板し、15勝3敗、防御率2.91で、勝ち星、防御率ともにリーグ3位だった。 サイ・ヤング賞の発表が終わり、BBWAAの個人賞は21日(日本時間22日午前8時頃)の最優秀選手(MVP)を残すのみとなった。大谷翔平の2年連続3度目のMVPが有力視されている。
中日スポーツ