角田裕毅はイモラでなぜ早めのピットインを行ったのか、本人が証言…ストラテジーは昨季から大きく前進?|WEDNESDAY F1 TIME
2024年第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝で10位入賞を果たした角田裕毅が、13/63周目にピットインを敢行した理由を説明している。 【動画】角田裕毅、イモラで絶妙アンダーカット成功!アウトラップでペースを上げ、ピット戦略でヒュルケンベルグの前に出る 7番グリッドからスタートした角田裕毅は、スタート直後の混戦で、ニコ・ヒュルケンベルグ、ルイス・ハミルトンに抜かれP9にポジションを落とす。 ヒュルケンベルグトレインに付き合う状況となっていた角田は、13/63周目ミディアムに見切りをつけ、ピットに入る。そしてそこからアウトラップで一気にペースを上げた。ヒュルケンベルグは翌周合わせてタイヤ交換を行うも、角田はアンダーカットに成功してピット戦略でヒュルケンベルグを抜いている。 ここから角田はハードタイヤを51ラップにわたって持たせる驚異的な粘りを見せ、上位勢が誰もリタイアしない中で10位となり、値千金の1ポイントを手にした。
角田は『DAZN』の『WEDNESDAY F1 Time #13』にリモート出演し、番組MCのサッシャ氏、師でもあるレーシングドライバーの中野信治氏とともに、エミリア・ロマーニャGP決勝について振り返った。アンダーカット成功となった13/63周目のピットインなど、ストラテジーについて言及している。 「ヒュルケンベルグと逆の戦略を取ろうということだった」 ヒュルケンベルグがもし先にピットへと入っていた場合は、第1スティントのミディアムをもっと引っ張るつもりだったという。 「ミディアムの感触がとても良かった。もし先にヒュルケンベルグが先にピットに入っても、その分ミディアムのスティントを伸ばして、そこでペース使えて、後のハードタイヤに持ち込めた。どっちの状況でも悪くなかった」
今回VCARBはミディアムとハード、どちらでロングスティントしても戦略的にOKという柔軟性もあったようだ。 「ファーストスティントのミディアムタイヤが結構キーになってきていた。そこでどっちの状況でもいいっていう」 「もちろん(ヒュルケンベルグ)の後ろで冷静でいて。チームとコミュニケーションを取りながら、どういう戦略でピットに入ろうかっていうのを相談できていたのは良かったですね」
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